忙しい平日でも「作れる」ごはんはある!
平日5日、毎日夕飯を用意するのは、共働き家庭にとってかなりの負担です。
でも、料理時間を1日10分に短縮できれば、仕事終わりの「もう外食でいいか…」を防ぎ、家計の節約にも直結します。
この記事でわかること
- 平日10分で作れる時短節約メニュー例
- 調理を効率化するための下ごしらえ・保存テクニック
- 業務スーパーや冷凍食品を使った節約レシピの活用法
- 共働きでも続けられる献立ルーティンの作り方

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なぜ「平日10分ごはん」が節約につながるのか
「料理時間の短縮」と「食費節約」は一見別物に見えますが、実は密接に関係しています。
平日の調理時間を短縮できると、こんなメリットがあります。
メリット
- 外食やコンビニに頼る回数が減る
- 食材のまとめ買い&使い切りがしやすくなる
- 調理のための光熱費(ガス・電気)も削減できる
総務省家計調査によると、二人以上世帯の外食費は平均で年間約17万円。
週3回の外食を1回に減らせば、年間で約10万円の節約も可能です。

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食費の全国平均と比べると?
総務省「家計調査(2024年)」によると、二人以上世帯の食費は月平均約79,000円(外食含む)。
その内訳は以下の通りです。
項目 | 月平均額 | 割合 |
---|---|---|
外食費 | 約17,000円 | 約21% |
調理食品(惣菜等) | 約12,000円 | 約15% |
生鮮食品 | 約50,000円 | 約64% |
このうち、外食と惣菜費を合わせると全体の約36%。
週に数回の外食や惣菜利用を減らすだけで、年間数十万円単位の節約が見込めます。
また、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」では、主食・主菜・副菜をそろえるバランス食が推奨されています。
短時間調理でも、この栄養バランスを崩さない工夫が健康と節約の両立の鍵です。

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平日10分ごはんの3つの基本ルール
1. 週末の「仕込み」で平日をラクにする
週末に食材の下ごしらえを済ませておけば、平日は温め直すだけ。
例えば鶏むね肉を下味冷凍しておけば、解凍→焼くだけでメインが完成します。
食材 | 下ごしらえ例 | 保存期間目安 |
---|---|---|
鶏むね肉 | 下味冷凍(塩麹、醤油、にんにく) | 冷凍2〜3週間 |
ほうれん草 | 茹でて小分け冷凍 | 冷凍1ヶ月 |
豆腐 | 水切りして冷凍 | 冷凍3週間 |

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2. 調理家電をフル活用する
電子レンジや電気圧力鍋は、共働き家庭の時短・節約の味方。
電子レンジなら加熱と味付けが同時にでき、ガス代の節約にもなります。
調理家電活用例
- 電気圧力鍋でカレーや煮物を自動調理
- 電子レンジで野菜の下茹で&蒸し調理
- トースターで魚や肉を一気に焼く

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平日10分で作れる節約ごはんメニュー例
ここでは、私が実際に平日5日分を回している「10分以内で作れる夕飯」の例を紹介します。
どれも下ごしらえや冷凍保存を前提にしているので、平日は加熱・盛り付けのみです。
月曜日:下味冷凍チキンのソテー+レンチン温野菜
・鶏むね肉(塩麹+にんにく)を冷凍から解凍し、フライパンで5分焼く
・冷凍ブロッコリー・にんじんをレンジで3分加熱
・味付けはオリーブオイル+塩コショウ
火曜日:サバ缶の味噌煮+豆腐とわかめの味噌汁
・サバ缶を鍋に入れ、味噌・みりん・しょうがで煮立てる(5分)
・味噌汁は即席だし+豆腐+乾燥わかめで3分

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水曜日:業務スーパーの冷凍餃子+もやしナムル
・冷凍餃子はフライパンで7分焼くだけ
・もやしはレンジで2分加熱し、ごま油+塩で和える
業務スーパーの冷凍餃子はコスパが高く、1個あたり約7円。
スーパーの半額品と組み合わせれば、1人前100円台も可能です。
食材 | 内容量 | 価格 | 1食あたり |
---|---|---|---|
冷凍餃子(業務スーパー) | 1kg | 600円 | 約120円 |
もやし | 200g | 35円 | 約35円 |

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木曜日:冷凍野菜の中華炒め+ごはん
・冷凍のミックス野菜と豚こまを炒め、中華だし+醤油で味付け
・ごはんは冷凍ストックをレンジで3分加熱

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金曜日:ふるさと納税の豚肉しゃぶしゃぶ+ポン酢サラダ
・冷凍スライス豚肉を熱湯で2分しゃぶしゃぶ
・レタス・きゅうり・トマトにポン酢ドレッシングをかけるだけ

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共働き家庭のための食材選び&買い物戦略
1. 「下ごしらえ不要」な食材を優先する
すでにカット済み・下味済みの食材は、調理時間を大幅に短縮できます。
例えば、業務スーパーやスーパーの冷凍コーナーで手に入る以下のような品が便利です。
食材 | 特徴 | 節約ポイント |
---|---|---|
冷凍カット野菜 | 皮むき・カット済み | 廃棄ロスゼロ、包丁いらず |
下味冷凍肉 | 味付け・柔らか加工済み | 調味料不要でそのまま焼ける |
レトルト豆類 | 調理済みで保存長持ち | タンパク質補給に便利 |

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2. 買い物は「週1まとめ買い+サブ補充」
毎日の買い物は時間とお金の両方を浪費しやすいです。
週末にまとめ買いをして、足りない分だけ平日に補充すると、衝動買い防止になります。
買い物パターン | メリット | デメリット |
---|---|---|
週1まとめ買い | 時間短縮、特売活用 | 冷蔵庫の管理が必要 |
毎日買い物 | 鮮度重視 | 無駄買いのリスク大 |

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3. 「高単価×少量消費」の食材を見極める
高級食材は少量でも満足度が高いので、調味料やアクセント食材として活用します。
例えば、オリーブオイルや粉チーズ、ナッツ類は高価ですが、1回に使う量が少ないため長持ちします。

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よくある失敗と回避法
失敗1:週末に仕込みすぎて食材を腐らせる
→ 解決策:3〜4日以内に消費できる量だけを調理し、残りは冷凍保存。
失敗2:安さだけで食材を選んで味がマンネリ
→ 解決策:特売食材でも、調味料や調理法を変えて味のバリエーションを増やす。
失敗3:忙しい日に「副菜なし」になりがち
→ 解決策:もやしや豆苗など、火が通りやすい食材を常備し、副菜だけでも用意する習慣を。

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節約効果を数値で実感する
最後に、共働き家庭が「平日10分ごはん」に切り替えた場合の節約効果をシミュレーションしてみます。
項目 | 変更前(月) | 変更後(月) | 節約額 |
---|---|---|---|
外食費 | 20,000円 | 8,000円 | 12,000円 |
コンビニ利用 | 6,000円 | 2,000円 | 4,000円 |
光熱費(調理) | 4,000円 | 3,500円 | 500円 |
合計節約額 | - | - | 16,500円 |
年間にすると約20万円の節約。
これを旅行資金や貯蓄に回せば、生活の質もアップします。

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よくある質問(FAQ)
Q1. 平日10分で作ると栄養が偏らない?
A. 下ごしらえや冷凍保存をうまく使えば、野菜・タンパク質・炭水化物をバランスよくそろえられます。
特に冷凍野菜や缶詰は栄養価が落ちにくく、時短調理にも向いています。

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Q2. 調理家電にお金をかけても本当に節約になる?
A. 初期投資は必要ですが、長期的には光熱費や外食費削減で回収できます。
電気圧力鍋やレンジ専用調理器具は、時間もお金も節約できる「働く人の味方」です。

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Q3. 共働きだと食材の管理が難しい…
A. 冷蔵庫・冷凍庫の整理を週1回だけ行い、「何がどこにあるか」を把握しておくと無駄が減ります。
ラベルや保存容器の統一も管理をラクにします。

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まとめ
共働き家庭の夕飯作りは、時間も体力も限られています。
しかし「平日10分ごはん」の仕組みを取り入れれば、
得られる効果
- 調理時間の短縮
- 外食・コンビニ利用の減少
- 食材ロスの削減
という3つの節約効果が同時に得られます。
さらに、この方法は家計だけでなく生活の質を高める効果もあります。
毎日慌てて夕飯を用意するストレスから解放され、家族との時間や自分の趣味に使える余裕が生まれます。

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